ブリーチした髪にカラーを重ねたダブルカラーは若い男女に人気があるメニューです。
また、派手なヘアカラーにしたい場合、黒髪からカラーリングしてもイメージ通りに染まらないことも少なくありません。
赤や青などの派手なヘアカラーにするためにはブリーチした髪にカラーを重ねること。
そのためこの記事では美容院だからダメージレスのブリーチについてご紹介します。
ブリーチについて
美容院でのブリーチなら不安にならないものの、セルフカラーでは「なんだか髪が傷みそう」というイメージもあるかと思います。
まずは、ブリーチに関する疑問を解決することから始めてみましょう。
・ブリーチとは
簡単にいえば、髪の脱色です。本来は、毛髪内にあるメラニン色素によって髪色が決まります。
この色素を分解させることで、色が抜けて髪の毛が明るくなる仕組みです。
・髪が傷む理由
美容院ではトリートメント成分によりダメージ補修もしっかり行いますが、セルフカラーでは髪が傷みやすいといいます。
これは、脱色により髪の表面が弱くなるからです。
層になっている構造の髪の毛も、ブリーチ剤の強力な成分により表面がめくれてしまい、内側までダメージを受けやすくなってしまいます。
・派手な髪色にするには?
美容院でも同じですが、セルフでも、発色の良い髪色にするためにはブリーチは必要不可欠です。
簡単にいえば、黒い紙に発色の良い色を塗ってもボヤケてしまいます。
それよりもブリーチしたように白い紙に塗ったほうが発色が良く見えます。
原理は同じで、黒髪もブリーチすることで、しっかりと色が入るので、まずは、ブリーチを行いましょう。
・ブリーチするとヒリヒリ痛む
これに関しては個人差があります。
美容院では、体調のヒアリングをしたり、肌トラブル対応としてパッチテストを行ったりと、影響が出ないかを確認してくれます。
ただ、頭皮も肌なので、体質によって刺激に感じることがあるため、セルフカラーでは注意しましょう。
ブリーチのメリットとデメリット
美容院でもセルフカラーでもブリーチをするメリットとデメリットをご紹介します。
・カラーの変化を楽しめる
ブリーチベースのカラーは色落ちしやすいデメリットに捉える方も多いです。
しかし、濃い状態の髪色から徐々に薄い色素へと移り変わる、そのようなカラーの変化を楽しむことが可能です。
・目的のカラーが入りやすい
ブリーチはいわゆる金髪に近い状態ですが、その状態から、赤や青など、ビビッドカラーを入れたり、おしゃれなインナーカラーを入れてみたりという色の入り方が良くなるメリットが。
・髪が傷みやすい
一方、デメリットは髪表面を覆っているキューティクルが開いてしまいやすく、髪が傷みやすいことです。
通常なら、内部のタンパク質などを維持することで美髪を保っていますが、ブリーチ剤に含まれるアルカリ性成分によってダメージを受けやすくなってしまいます。
美容院ではこのデメリットもトリートメントなどを活用してケアしてくれるので施術は美容院をおすすめします。
・色落ちしやすい
ブリーチによってキューティクルが開いたり剥がれてしまうと、色素も流れ落ちやすくなります。
理想の髪色を長く維持するために、定期的に染め直す手間がかかるのはデメリット。
美容院では、色落ち、褪色を防ぐカラーシャンプーなどを取り入れることを提案してくれます。
なかには、カラーシャンプーを販売している美容院もあるので、アフターケアについて聞いてみることをおすすめします。
・カラーシャンプー
美容院でもホームケアでもカラーシャンプーを取り入れたケアをおすすめします。
カラーシャンプーは、通常のシャンプーと同じように泡立てて流すだけでは効果的ではありません。
ここからは、ブリーチした髪色を維持するカラーシャンプーの使い方についてご紹介します。
カラーシャンプーは、しっかり泡立てた状態でそのまま数分放置します。
あまり長めに放置はNGで5分程度です。
また、カラーした当日はできるだけシャンプーは避けましょう。
色がしっかり定着するためにぬるま湯のみで洗い、2〜1週間後からカラーシャンプーは使用するほうが望ましいでしょう。
なお、すすぐ際、熱いお湯でのシャンプーもNGです。
髪は濡れるとキューティクルが開いた状態になるので、染料が流れやすくなります。
ぬるま湯にてすすぎ水が透明になるまで、しっかりすすぎましょう。
デザイン性も加えよう
カラーが終わったあとは美容室ではカットも行ってくれます。
セットがしやすい髪型に整えてくれるのが一般的で、ドライヤーで乾かした後にはスタイリングもしてくれます。
また、提案力も高く、先に紹介したようにダブルカラーやインナーカラー、ダメージが気になるのならトリートメントメニューも提案します。
加えて、ブリーチしたヘアカラーに合わせた眉毛メイクについても相談可能です。
この相談については、トータルビューティーサロンにて行うことが理想ですが、できるかどうかを相談してみるのはありです。
ブリーチをして派手な髪色になったものの、鏡をみると何だかしっくりこない、ということはないでしょうか。
それは、眉毛の色が問題かもしれません。
今は、眉のカラーリングや色みを足すメイク(眉アートメイク)も提案されています。
また、美容室で担当になる美容師さんによって得意分野は異なります。
カットが得意な美容師もいれば、カラーに強みのある美容師もいます。
可愛らしいスタイルを作り出せる美容師や、クール、知的、独創的なスタイルを得意にする美容師まで。
そのため、担当者を指名できるかどうかもポイントになるでしょう。
骨格や雰囲気に似合う提案をしてくれる美容師さんを指名したい場合、ホームページなどを確認してみるとこだわりなどもチェックできます。
おわり
いかがでしたか。ブリーチは脱色と同じですから、ダメージを負いやすいデメリットもあります。
そこをカバーするには知識と技術に優れた美容室に相談することを検討してみると良いでしょう。
アフターケアについても、次回のカラーリングについても対応してもらえます。